2024.1NY委託販売を終えて

New York CHELSEA MARKET内で開催されておりました、
1common×Jpanese Artist Pop Up Shopの
コラボイベントが1/14(日)(※日本時間1/15)に終え、
早数日が経過しました。

改めまして、ryuroruブースにお立ち寄りくださった
各国の皆様、SNSで新たに繋がってくださった皆様、
誠にありがとうございました。

そして、今イベントを主催されていらっしゃる
1commonのKimさん、また、NYでの販売で常にお世話になっている
伊藤さん、販売のお手伝いをして下さったマイさんには
心より御礼申し上げます。


左:マイさん 右:伊藤さん

念願でもあったNYでのryuroru SV(シルバー)ラインの商品展開の機会が、
こんなにも早く巡ってくるとは夢にも思っていませんでした。

実は2022年に初めてNYで限定商品を委託販売した際、
『いつかryuroruのSVラインも展開出来たら・・・』と
密かに淡い期待を抱いてました。

今回打診された1commonさんとのコラボイベントは、
ダイバーシティを意識したコンセプトで
アジア女性にフォーカスし、人種の多様性なども
意識した企画となっており、趣旨に合致した、
私たち日本人女性が代表を務めるブランド5名と合同出店しました。

こちらがJapanese Artist Pop Up Shopのブース。

私は現地に行けないので、他の方々にはお会いできませんでしたが、
インスタなどで商品を拝見してました。
個性溢れるメンバーが揃い、日本文化を意識したアパレル小物のブランドさんや
(右奥2名)、テイストの異なるアクセサリーブランドさん
(左2名)など、個性的なメンバーとなっており、
その中でも相変わらず一際見せ方がシンプルで地味な展開をしていたryuroru。。。。
(販売ヘルプのマイさんが立ってくださって華やかに♪)

と言うのも短納期での手配で、用意できるものが限られていたことと、
配送時のリスクを極力抑えたかったので、
この様なディスプレイになった次第です。(ちょっと言い訳(笑)

当初はイーゼルを立ててイメージ画像を設置して貰ってたのですが、
周りの方のディスプレイに埋もれてしまうとの事で、
急遽壁面に設置して頂きました。

とは言え国内ではお馴染みのディスプレイなので、
日本の皆様にはあまり違和感がないと思いますが、
NYでのディスプレイの特徴として、恐ろしいほど高さを出して
陳列している方が多かった様なので、相当埋もれてしまったそうです(;’∀’)

確かに。。。首しか什器から出ないほどの高さ。

国内で私は什器越しに手を出して接客する事が多く、
手前の物を倒す事があるので、怖くてここまで高さを出せないのです。。。汗

その部分を販売担当をして下さった伊藤さんが色々と工夫して
配置換えやディスプレイの変更なども行ってくださった効果も出て、
週末にかけて沢山の方にご覧頂けた事が救いでした。

特に週末はヘルプとしてNY現地で美容師もされているマイさんに
お手伝いに入って頂き、本当に有難い限りでした。

接客のプロだけあり、アクセサリーの販売は初めてにも拘らず、
しっかりとご対応頂きました。

現地の様子は日々ご報告頂いてましたが、
観光地と言う事もあり、多国籍な人種の方に、
ご購入頂いた事を後日伺い、私も感慨深い思いでした。

割合としては米国人がやはり多かったですが、
次いでイギリス人等ヨーロッパ系の方もいらっしゃり、
それぞれの地域にryuroruのアクセサリーが旅立ったのだと思うと
本当に不思議な気持ちになりました。
また、現地在住のryuroru安定顧客層の日本人マダムがいらしたり、
男性のご購入客が数名いらっしゃったりと、ここの所
少しずつmen’sが増えていることも嬉しい限りでした。

選ばれるデザインも意外とシンプルなものではなく、
デコラティブな海シリーズのデザインが反応が良く、
次いで宇宙シリーズの天然石物と言った具合で、
ピアス、リングともに同数売れていたのが国内とは違い
印象的でした。国内ではほぼリングの割合が多いので、
イヤアイテムの人気はNYの方が強いと言う事を体感出来ました。
(以前も伺っていた情報でしたので)

年齢層もイベントの見せ方が若い事もあり、日本で展開している時より
グッと下がったお客様にご購入頂き、
今後の見せ方の改善の重要さも実感した次第です。

元々こってりしたデザインの物が多かったので、どうしても見せ方はシンプルにしたいと
こだわってきましたが、シンプルな中にもパンチのあるボリュームが出せる
見せ方を出来るよう今年は取り組んでいきたいと思います。

今まで周りの方のブランドさんの前情報で、
海外で利益を出すのは難しいと言う話をよく耳にしてました。

それは私自身も実感した部分です。国内での経費より大幅にかかるので、
その点は予算として別で確保していないと、中々結果に繋げるのは
難しいと言う事。しかし、プロモーションとして考えると、
それ以上に得るものの方が大きかった気がします。

輸送や関税に関して色々と調べたり、現地の方の反応を体感できたり、
ディスプレイや販促の違いなどを知ることが出来た事。
出店したからこそ、知った自身のブランドの立ち位置など。

今回は目標を立てるほど余裕がない中での出店だったので、
まずはトライ。と出店しましたが、次回はエラーだった部分をクリアし、
どこで利益を出せるのかなど(ちょっと現実的な話ですが 苦笑)、
分析し、カバーしたデザインを展開すると言う事は、
物作りをしていく上で楽しい部分でもあります。

私自身あまり商業デザインに特化して製作しないタイプなので、
どちらかと言うとアート要素が高い部分を色濃く残しつつも、
デザインとしての要素も取り入れる、そう言う製作をしている事を、
ブランド運営をしてきて気づいてきました。
周りのブランドさんとの違いは何だろうと考える機会が増えたからかもしれません。

国内での自分のブランドの立ち位置はある程度把握できましたが
海外では意外と自分のやりたいことを
そのまま評価して貰える土壌があるのかもしれない、
そんな可能性を覚えた今回の出店。

人種や人口が多いだけ、受け止める側も沢山いると言うこと。
そんな単純な事を率直に感じられただけでも大きな自信に繋がりました。

以前のブログで新しい事に率先して挑戦するタイプではないと
自身の事を書きましたが、
大変なだけあってそれだけ得るものが大きいと言う真理、
儲かる為にやると言うだけであればお勧めはできませんが、
海外出店に興味のあるブランドさんは是非挑戦するべきだと
個人的には感じました。

お世話になっているJapanese Artist Pop Up Shopの伊藤さんは
日本のクリエイターを海外に発信するお手伝いをされている方なので、
喜んでご協力してくださいます。
私のインスタからNijiと言うアカウントでご覧いただけますので、
是非興味のあるブランドさんはコンタクトを取られると良いかと思います。

また、次回参加できる様に、ryuroruは暫く国内でのイベントに出店しますが、
パワーアップして戻ってこようと野望を抱いています。

あ、あと、今回発送でコストをかけ過ぎたので、
そこは押さえたいのが次回の課題(笑)
短納期でFeDexを使用して速攻で荷物を届けられたのは良かったのですが、
請求書の締め日が送料と関税でずれてきたので、
やっぱりそっちの値段か――――!!!!となりました(笑)

それでも安かったのですが、配送方法は色々あるので、
そこは次回改善しようと思います。でも翌日に届いたの本当にすごい・・・
海外なのに・・・リアルタイムで荷物がどこにあるかも追跡できてたので、
各空港の地名を見るのが楽しかったです。(どこやねんここ、ってとこもあり)

話がとっちらかってきたので、そろそろ締めたいと思いますが、
CHELSEA MARKETはどんな場所だったのかと言う事を知らない方に
ちょっとお伝えしますと、元ナビスコ工場だった建物なのですが、
詳細を見るとかなり面白い場所です。参考blogはコチラ

はじめ立地を把握しきれてなかったのですが、
隣接するハイラインやリトルアイランドをちょっと前に知り、
行きたいと思っていた場所だったのですが、
めっちゃ至近距離じゃないか!!!と後から気づき、
絶対現地に行きたいと思ったryuroruでした。