2026.10 ryuroru15周年個展について

ryuroru 15th Anniversary Solo Exhibition
不在律ーDiscipline in Absence

2026.10.21(水) –10.26(月)
art space OURO / Kichijoji, Tokyo
営業時間|12:00–19:00
土曜 11:00–19:00 / 日曜 11:00–18:00
※初日 10月21日(水)は14:00開場、最終日26日(月)は16:00閉場
※入場無料

ようやく開催3週間前となり、告知できる状況となりました。
と言ってもまだ全ての商品が仕上がってる訳でもなく、
やや不安があるのですが…(;’∀’)
そんな不安と期待を胸にいよいよ本格的に準備に取り掛かっているryuroruです。

早速ですが、今回の個展コンセプトや当日の流れなどご案内致します。

まず、個展開催に至った経緯から。

15年間作ってきたことで見えてきたryuroruというブランドの核を掘り下げるところから始まり、
これまでのryuroruがどんな思想を元に製作し続けていたのか、またこれまでのryuroruが
辿ってきた道を表現するにはどうしたら良いか、
そんな事を考えながらテーマを見出しました。

事前にMutralが生まれた経緯をご説明してましたが、
今回の個展と並行して製作していく中で、自身が目標としていた当初の
アトリエショップを持つという夢がいつしか
『これが私の求めていたものなのだろうか?』
と疑問を持ち始め、そこからまずはブランドとしてしっかり運用できるまでに
なろうと舵を切ったころから、ryuroruのブランドとは・・・と模索し始めました。

そして、海外展開などを含め様々な経験をし、15年と言う節目にどの様な
ブランドなのかと掘り下げた所に、以下の考えが纏まりました。

1. 見えないルール(秩序)が、形を生むということ

• 「そこに存在しない(不在)」筈の私の感性やマイルールが、
ジュエリーという物質を通して、確かな「規律・旋律(律)」として現れる。
ーどこかに縛られると言う形式そのものが、
実は私の感性とはマッチしていなかったと言う事に気付く。
(ホームと呼ぶべきショップの場所をずっと決められなかったのは、
この思想から起因していると気づきました。)

2. 重力(縛り)からの解放

• 15年という時間の中で培われた確固たる技術や秩序(律)があるからこそ、
作品たちは重力を忘れたように自由に「浮揚」できるということ。
ー海外でも展開した事で、海を渡りまた、時間を越えて存在していく事への
意味を強く感じました。

3.身につける人で完成する余白

• ジュエリー単体では完成せず、身につける人の肌や空間(不在の場所)に収まることで、
初めてその人の美しさの「律動(リズム)」が始まる。
ーryuroruがブランド立ち上げ当初から、観る方の視点を大切にしていた事、
それは、余白を残していたからこそです。
デザイナーの主観で製作しているデザインは受け取る側の自由な感性で
完成すると言う考え方が、ブランド立ち上げ当初から根底にありました。

これらを今回の展示のテーマとしました。

不在律―Discipline in Absence

不在律:存在しているのに固定されない、軸があるからこそ不在を選べるという思想。
Discipline in Absence:不在という状態の中に、見えない規律や内なる軸が確かに存在していること。
• 意味:「不在のなかに宿る規律」

「不在律(ふざいりつ)」という耳慣れない言葉は、辞書には載っていない造語で、
個展開催にあたり、私の思想を単語に纏めようとした時に、生み出した言葉です。

この15年の歳月の中で、無意識に自由を求めていた事、
ryuroruの世界観とは一体なんなのか、
それは世界観を伝える事ではなく、実はお客様の認識の変化を含めた、
体験を設計したかったのかもしれないと言う事。

今回は単なる新作発表の場としてだけではなく、15年の区切りとして
空間全体を構成するというところが一番の要になっています。

そしてその体験を象徴するイメージがDMのメインビジュアルとして
表現した不思議な骨の様な、植物の様な魚のイラストです。

15周年を象徴するデザインとしてまず何がコンセプトとして成立するか、
それを考えた時、ブランド第一号のリングの存在でした。


珊瑚リング。これは他の商品が廃番になる中、
売れようが売れまいが絶対残していこうと言う想いで、
日々量産しているのですが(笑)、珊瑚のリングが石を抱えているデザインと言うものが
私自身の大切な思いを抱いているように見えてもきました。
(以前別のブログでも触れている気がします)

しかし、大切な筈のそのリングを、自身が中々身に着ける機会が無かったのは何故か
ふと掘り下げた時に、ブラックキュービックのリングは当初割と身に着けていたのですが、
どうしてもクリアな石は私には眩しすぎる、そんな思いがどこかにあったのかもしれません。

宝石メインと言うより、あくまでもファッションの一部として構成し、
アクセサリーやジュエリーをピースとしてコーディネイトしている
自身の感覚が、影響していたせいもあります。

そこで、Mutralの思想を体現する事は出来ないか模索し、
また、海と宇宙をブランドのメインテーマとしている事から、
ずっと作りたかった魚のモチーフも一つの構成要素として、
取り入れたいと思っていた中で出会ったのが、マミチョグと言う魚でした。

15周年リングのコンセプトは螺旋状に海と宇宙を表現したいと思っていたのですが、
ふと、『宇宙を彷彿とさせる魚はいないのか?』と言う疑問が湧き、
お得意のAIに投げかけた所、案の定、深海魚を何匹か提案してきました。

そりゃそうだよね、深海も宇宙も未知との遭遇と言う点では繋がる部分があるよなと
思った所に、なんと「宇宙に行った魚がいます」とAIが教えてくれたんです。

『何そのコンセプトドンピシャな魚』、となり、今回のマミチョグに着地しました。

しかし、マミチョグそのものを表現すると言うよりも、特別なデザインを
個展ではまずお披露目したいと思っているので、
商品デザインに関してはまた次回のブログにてご説明致します。
ここまで相当長くなってるので(笑)

まずそのマミチョグと言うメインビジュアルに対して、会場をどの様にするか、
企画を表現する為に今回セレクトしたのが吉祥寺にある
art space OUROでした。

実際足を運ばれるとより雰囲気が伝わるのですが、
なんというかノスタルジックな感覚に襲われるような佇まい。
たまたま夕方に行ったので、よりジブリ感のある画像が撮影できました。

会場は打って変わってモダンな印象。ここがまたツボでした。
世界観を表現しやすいと感じたことと、実は床が木目のギャラリーがかなり多く、
グレーの床で絞って探してたのです。

(相当苦戦しました)

こちらの会場は年末に一度足を運び、その後も何軒かギャラリーを
見て回ったのですが、今回のテーマに一番マッチすると言う事が、
時間をおいて確信に変わりました。

そのOUROさんでの営業スケジュールとしては、
初日と2日目を予約優先日に設定し、1時間刻みで
ご予約頂いた方にしっかりとご案内させて頂こうと思っております。

公式LINEアカウントをフォローして下さっている顧客様と、
DMをお渡しした方には先行で既に予約運用を開始しておりますが、
以下のスケジュールでご案内致します。

10/21(水) 14:00-19:00 ご予約優先日
10/22(木) 12:00-19:00 ご予約優先日
10/23(金) 12:00-19:00
10/24(土) 11:00–19:00
10/25(日) 11:00-18:00
10/26(月) 12:00-16:00

平日は私1人の在廊となる為、ご予約優先日を2日設けた事もありますが、
土日はスタッフがおりますので、お気軽にご来場頂けるかと思います。

また、ご予約に関しましては、下記サイトをご利用くださいませ。
ご予約はこちらから

一度、一部の個人情報をご登録頂く形となりますが、
既にご予約頂いている時間帯以外は表示されておりますので、
早めのご登録がおすすめです^^

また、今回ノベルティとしまして、インスタグラムのストーリーズで
一部先行解禁しておりましたが、新作をご注文頂いた方へ、
数量限定でマミチョグのオリジナルスパチュラをお渡し致します。

通常デザインはブラックの革ケースですが、シルバーとゴールドは
スポットで製作して貰いました。但しこちらの色は数が少ないので、
早い者勝ちという感じです。。。

収納するとこんな感じ。尾鰭がちらり。
ロゴが入り、裏面にシリアルナンバーも入るため、
完全なる一点ものとなります。

ただ、ご来場頂いた方全員に別途コンテンツもご用意しておりますので、
そちらもお楽しみに。

と言う形で大分長くなりましたが、個展の概要は以上となります。

新作については、近日改めてご紹介しますので、どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。
個人的に、思った以上の仕上がりになったので、かなりホッとしたところです。