2025.1月Xingを終えて(1)

blogの更新が遅くなりましたが、
この度は表参道にあります、
Spiral Showcaseで開催しておりました、
3ブランド企画展Xingにお越しくださいました皆様
新たにSNSで繋がってくださった皆様、
並びにいつもチェックしてくださる皆様、
更に開催に辺り各方面でご尽力頂きました全ての皆様、
この度は誠にありがとうございました。

出店の打診を頂いたのが昨年5月の出来事。
まだまだ力不足でショウケースでの出店は
毛頭念頭に無かった私にとって、青天の霹靂の出来事でした。

1ブランドで展開しているブランドさんを
エントランスから眺めていたのが、つい数年前からの出来事。
『いつかあの場所で開催できるようにならないとなー』
とぼんやり考え眺めていました。

そんな中、急遽お声がけ頂けると言う私にとっては鶴の一声が。

担当さんに思わず、『うちでは役不足ですが、いいんですか?』
と不安を口にしたほど 苦笑

それでも担当さんがうちの商材を気に入って下さり、
『合同で出店頂いても問題ない、また世界観もお任せします』との
願ってもないご提案を頂き、かなりの挑戦ではありましたが、
ありがたくその打診をお受けする事にしました。
(この頃から喜びを抱きつつも、相当のプレッシャーがかかる日々か始まる。)

私の中でも、ショウケースはエントランスとは違った印象を抱いていた為、
同じ見せ方ではなく、その名前が冠している様なイメージでお見せしたいと言う
想いがありました。
エントランスは広い空間且つ開放的なスペースなので、
いつも賑やかに見せられるように企画しているのですが、
ショウケースはややクローズドな空間で、かなりショップスペースとしての色が強く、
狭いながらも路面店の様な見せ方に出来るように
工夫しないとと言う構想を練っていました。

今まで私が温めてきた世界観、
と言うか段々と形になって来ていたryuroruのブランドカラー。

そんな微々たるブランディングに、
少なからず親和性があり、お互い相乗効果が生まれる
ブランドさんを探すと言う所から、
まずは取り掛かり、pop upでも良くご一緒させて頂いている
Petit Bleu Tokyoさんに真っ先にお声がけしました。
(New Yorkへの渡航のきっかけを下さった恩人でもあります^^)


今回Spiral出店に合わせ開発された新作ピアスはまさに螺旋デザイン。

そしてブランドイメージに合わせて製作されたリボンの様なディスプレイ!
こちらとてもラインが奇麗で、製作の手間に脱帽しました。

そしてそこからがアクセ、ジュエリー以外の出店ブランドさんを
探すと言う長い旅が始まりました(笑)

中々探す事が難しいアパレル小物のブランドさん。

私が常々展示会を歩き回っているのは、このブランド探しと、
市場調査が目的なのですが、うちの商品の価格帯や、
雰囲気に合う方(=顧客様も好きそう)を探すのが、
実は相当難易度が高く、良いと思っても企業であることが殆どで、
個人ブランドで展開されてる方を探すのが鬼難しいんです( ノД`)シクシク…
(ただでさえうちは癖が強めなブランドなので、気に入ってくれるかどうかが
まず大きな問題・・・)

今回も展示会には早い段階から足を運んでいましたが、
実際に見つけられたのは10月下旬。
開催3カ月前と言うギリギリで見つけられたのがBlurry Spaceさんでした。

その前にも2ブランドお声がけしていたのですが、
皆さん売れっ子でスケジュールが既に埋まってしまっているとの事。

何度か肩を落とす事を経験しましたが、
結果的には一番良い形で落ち着き、素敵なご縁に辿り着けた
正にXingのコンセプト通りの出会いを体感出来ました。

いつも凡その企画は私自身が立てていたのですが、
流石に今回は皆さんの意見を色々聞かないと乗り越えられないと思い、
屋号から始まり、ビジュアルまで3ブランドで相談して全て決定しました。

多大なご協力を頂いたBlurry Spaceのデザイナーさんには
グラフィック面や売場での設置作業など、もはや外注さんレベルの活躍ぶり。


このポスターも全部貼ってくれました( ノД`)シクシク…
エントランスの時は私が全て貼っていた事もあったので大変さが身に染みる…

また、常々私の事を支えてくださってるPetit Bleu Tokyoさんには、
ブランド探しや、コンセプトの文章案、様々な細かな相談をさせて貰い、
私一人では到底なしえなかった売場作りがこうして出来上がったのです。

開催に至るまでの話から大分ボリューミーなのですが、
ここからは更にボリュームアップしていくので
売場での出来事は次回に回し、二部構成にしますね・・・。

常々初出店場所での見せ方と言うのは、本当に頭を悩ませるのですが、
オープンスペースでの出店経験が殆どで、今回の様な箱的な場所は
大分昔に出店した万世橋のエキュート以来。
(あちらも言うなれば半オープンスペースなので、若干異なるのですが)

もはや全てがプレッシャー。
売上、レイアウト、ディスプレイ、事前のプロモーション等
とにかく形にしなくてはと言う焦りはあるものの、
同時期に開催しているイベントが入っていた事や、
ミラノ公募展絡みで現地の方々と英語のやり取りと言うプチプレッシャー。

こちらも仲間と共に同時並行していたので、
実質準備を本格化できたのは、
11月の吉祥寺パルコのイベントが終わってからでした(遅っ)。

あっと言う間の年末で、正月休みは大晦日と元旦のみと言うスケジュールで
漸く準備が完了しました。とは言え、当初やりたかった事を7割程度しか
出来ていなかったような気がしますが、
あの時は全力で準備してあれが限界かなとそんな状況でした。(肉体 精神 金銭的に(笑)

それでもやれるだけの事はやった、そんな想いで3ブランドで
イベントに臨みました。

当初スッキリし過ぎてしまうかもしれないと言う懸念があった
ディスプレイ。想像以上にモリモリになって、
寧ろスッキリさせないとまずいと言う状況になると言う(笑)

私が寂しい雰囲気になる事を極力避けたかったので、ビビり過ぎて
皆さんにお声がけしていたのが功を奏し?た結果でした。

雪の結晶ディスプレイを天井から吊るそうとして、
余りにもうるさそうなので、ウィンドウ掲示に急遽変更。

引きで見たらそこそこお店感が出ているなと自画自賛しました。

図面と睨めっこして出したポスターサイズも遠目で
目に留まって入ってきましたと言うお声も聴くことが出来て一安心。

什器の配置も動線的に問題が出ない様に、そして、
奥側にボリュームのある商材を、手前にはアイキャッチになる様な
ディスプレイを意識しました。

中央什器で見せ場を作る、そんな構成を心がけたのが
今回の売場でした。

実際売場に立っていると、あれもこれも出来るかもしれないと言う思いも
ふつふつ湧きましたが、まずは形になって、実際お店として運営できたことに、
改めて関係者の皆様に感謝申し上げたい次第です。

つづく